子ども達の健康未来が危ない 2
- 2018年08月16日
- カテゴリー:スタッフブログ
前回の内容は、こちら
http://aisendouin.com/h_kurimoto/kodomo1
今回は
原因として考えられる事
将来子ども達の体に起こりうる可能性
についてです。
2、原因
子ども達の運動量が減ってきている原因として、
外で遊べる環境が減少した事が大きな要因と思っていました。
そこで、公園の数を調べてみると、
設置箇所数 面積(ha)
H14年 84994 100968
H27年 106849 12412
*国土交通省HPより抜粋
驚いた事に外で遊べる環境は増えてきている事がわかりました。
それでは他にどんな事が考えられるのでしょうか?
少子化はもちろんの事ですが、
・ゲーム、インターネット、スマホなどの普及
→体を動かす必要なく遊べる
・遊具の減少
・習い事の増加
→外で遊ぶ時間の減少
遊ぶ場所が増えていても、
遊び方・遊ぶ時間の確保・遊ぶ仲間の確保が
難しい事が原因として考えられます。
3、将来子ども達の体に起こりうる可能性
この運動習慣が少ない状況が続くと、子ども達にどんなことが起こるかを
いくつかあげると
・生活習慣病の増加
糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症、肥満など
・筋肉が維持できない
筋肉は使わないとすぐに衰えていき、維持する事すら難しいのです。
・睡眠不足
運動をする事で疲労感を感じ良質な睡眠をとる事ができ、
疲労回復につながる
運動が減るので疲労感が生まれず、なかなか寝られなくなる
・自律神経のアンバランス
運動をする事で、自律神経の働きを活性化させる事ができる。
自律神経は内臓の働き、唾液腺、内分泌腺、汗腺、瞳孔、血管などにも
作用し、人間が生命活動を行うのに必要な働きを有する。
運動が減ると自律神経の働きが悪くなってしまう。
なんだか、成人・高齢の方と同じような問題ですね。